
最新情報は、ショップマドレFacebookページで随時更新中。
Facebookアカウント持っていなくても見られます(そのはず)◎
2017年06月22日
23(金)はひらけdoma!の日@草津、25(日)はVOID A PART@彦根でマドレのおやつが登場しまーす♡そして。
やー6月も残すところあと10日。
月日が流れるのは早いですね。
今日は過去2番目に多い量のテンペを仕込みました。
(最高記録は、ちょうど1年前の東京出張出店@HAGISO)
今週金曜日は、木下実験室、テンペを提げ草津に進出です。
憧れの、雨水タンクや太陽熱温水器のある暮らしをされている綾さんのお家での開催です。
(設計・施工はどっぽ村の清水陽介さん。)
生テンペと、テンむすを持っていきます


テンむす。みんなどこかを見つめている。
マドレのおやつも持っていきまーす。
ちょっと生菓子も持っていくよ♫
お楽しみに〜


以下FBイベントページより一部抜粋。
とき:6月23日(金)10時~16時くらい。出入り自由です。
ところ:草津市内(詳しくはお問い合わせください)
問い合わせ:綾まきお 090 - 4278 - 0396
*駐車スペースに限りがあるので、できるだけ乗り合わせでお願いします。
*会場費として大人お一人100円お願いします。
{{出店}}
せれんでぃっぽ☆…コーヒー
under tree…すこやかなおやつ(ロールケーキetc)
木下実験室…自家製みずくぐり生テンペとテンむす
ショップマドレ…じかせいふんのこめこのおやつ各種
たまぱん…自家製天然酵母のパン
クサツパイオニアファームと百姓欽佐エ門…無農薬の季節の野菜
アトリエイチイチ…イラスト
みるまに-mirumani-…刺繍の雑貨
碧いびわ湖…自然とつながる住まいづくりの相談
* * * * *
そして、25(日)は彦根の湖岸沿いの素敵なお店VOID A PARTさんで
木下実験室の出張ランチが急遽決定!(11時〜15時)
テンペと野菜たっぷりのランチ。
テーマはColourful & Vibrant。
体の中の、細胞たちがよろこぶような、そんなごはんを持っていきます(イメージ)。
ようやく待ちに待った夏野菜たちが出始めているので、
近江八幡の小林ファームさんの、四葉(スーヨー)キュウリ(叫びたくなる美味しさ)や、
愛東の村上農園さんの新じゃがや人参なども登場しつつ、がっつりテンペも大活躍の予定です♫
野菜たちがあまりにも美味しいので、できるだけ邪魔しないように、でも、ちゃんと遊びたいと思います。
お楽しみに〜!

去年のカイラスコウボウでのランチ。
そして、カフェタイムにはショップマドレのスイーツも登場。
今、8年目のほったらかしブラックベリーが今年も大豊作なので、
ブラックベリーもりもりのスイーツになるかと思います。
今のところ2種類持っていく予定ですのでお楽しみに

そして、こっそり29日(木)に18時か18時半頃〜マドレでBE FREE!上映会+サンノお話会を開催します。
パレスチナのこと興味はあるけどよくわからん、て人、ぜひ。
実際に現地へ行ったサンノ(ツチノネを一緒にやったね)の話、むっちゃわかりやすくて、心うたれます。
そしてそこには事実しかない。
定員8名くらいのちっちゃな会を考えているので、気になる人はお早めにお知らせください。
きっかけは私の履いている靴が、イスラエル産であることをある人に指摘されたことから。
やっぱり実際に現地に滞在して、現地の人の話を聞いてきた人の言葉は強い。
そしてサンノむっちゃおもろいし話わかりやすいのでオススメです。
お問い合わせは、info☆shop-madre.comへ(☆を@に変えてください)。
最近、BBCのレディオヘッドのトムヨークのインタビューで最後に紹介してはって、ウォ〜!!てなった曲。
(なぜかインタビューのリンクが、”登録できない単語”とか言いよって記事投稿できなくなるので、飛ばせない。)
2017年03月23日
24(金)〜4月2日(日)マドレのおやつがラクト山科に登場〜♫&30(木)・31(金)限定でサラダセットも〜♫
先日は、苧麻化衣〜からむしころもとなる〜にマドレフルメンバー4人で出店してきました。








盛りだくさんな内容につられて、マドレももりもり盛りだくさん持って行きました。

おいしいものだらけ。つまりは天国。

メニュー。
未だに自分でも、蘿蔔糕をなんと読んだらいいのかわからない。
でも、超美味。これからも登場予定。

テンペの照り焼き丼にはサラダたーっぷり。10種類くらいの野菜が入っている。
蘿蔔糕の進化系の新しい食べ物を現在開発中で、名前も決まっているので、
おいしくできたらそのうち登場します。

テンペを焼き焼き。
前日にテンペを照り焼き用に大量にそぎ切りにして、綺麗に並べて、
琺瑯容器に入れて冷蔵庫に入れておいたら、
当日の朝、なんとひとつになりかけていた。発熱。発酵。
焦る。せっかく切って並べておいたのに、はがすのも一苦労なくらいの復元力。
テンペはかたまりになると、一致団結しようとするのだよ。おそるべし。

寒天職人キヨミのシリーズ。
vegan cocoa puddingに、vegan custard pudding、タルトはグルテンフリー・ヴィーガン。
(ココアプリンはシュガーフリー。)
柑橘のチーズケーキに、キャベツのチーズケーキ。
マドレの冬の定番です。

フジイのシュー2種。びわ湖シュー(ヨシカスタード)に玄米プラリネのリングシュー。
玄米プラリネのクリーム、むっちゃおいしい(でもあまり登場しない)。フジイの開発。
およねちゃんのシフォンサンド2種。小林ファームさんのいちご。春!

エイコのお米とココナツのしっとりマフィンシリーズ。
バナナとアーモンドとプルーン。おしゃれな味わい。
小麦卵乳製品なし(=グルテンフリーヴィーガン)で安定の美味しさです。
店舗ではいつも木〜土に登場。
ありがとうございました〜〜〜

さて、明日24(金)から2(日)までの10日間、ラクト山科にて開催の「滋賀ええもんコレクション」に出品します

去年に引き続きの登場。
今年の滋賀ええもんコレクションでは、マドレでもおなじみの、あの方やこの方もたくさん登場しています。
なかなか一堂に会することもないと思うので、ぜひ!
マドレは焼き菓子もりもりもりもり〜去年よりも種類が増えております。
salviaさんの月いちCANで誕生した「さけかすてぃっく」やパウンドケーキ、
リニューアルしたはたけのサブレ<キャベツ>やこめこッティげんまい<スパイシーココアラムレーズン>、
定番のぽりぽりこめこさんやコスクランなどなどいろいろ!
さらに、30(木)・31(金)には、お惣菜も登場です。
初の試みになるので、ドキドキです。
おなじみの農家さんたちの美味しいがギュギュッと詰まりまくったサラダセット。
ぜひ。

こんな感じ。
サラダ野菜にマッシュポテト、野菜のグリル、テンペのココナツ醤油やき、などなどがギュッと詰まったサラダセット。
野菜たちは全て滋賀。近くの素敵な農家さんたちの野菜です。醤油もね。油もね(ココナツオイルはさすがに違うけど。笑)。
普段、滋賀やと、安土やと遠くて買いに行けない!という方、ぜひこの機会にマドレのおやつやお惣菜、ゲットしてみてくださいな

詳細はこちら〜
2017年01月09日
VEGANおせち2017の記録<後編>。
後編。
二の重突入です。

左上から時計回りに、蓮根とアマランサスのサラダ・皮から手作りの生春巻き〜自家製スイートチリソース添え〜・ベジチャーシュー・自家製熟成テンペの南蛮漬け・菊花蕪・レタスの野菜肉味噌包み・蘿蔔糕・ヤーコンと菊芋のきんぴら・豆腐の燻製2種・2種のさつまいものサラダ。
まず、蓮根とアマランサスのサラダ。
こちらも新作。
やっぱり縁起がいいとされる蓮根を、”先を見通せる”形が分かる状態で使いたく、
子どもの頃すごく好きだった蓮根とタラコのサラダをもとに作りました。アマランサスがプチプチ。滋賀県産無農薬です。
(子孫繁栄のイメージ。)
そして生春巻き。
皮は、去年に引き続き、普段は妄想シュー担当のフジイ作。
今回、この皮のクオリティが格段に上がっていて、むちゃくちゃ巻きやすく、
今後デリやケータリング、オードブルなどでも活躍していきそうな予感です。
具材は、あやべとうふ店さんのあげをスパイスを効かせてエスニックに炊いたものと、
「野菜と旅する」まみちゃんの種菜(水菜の原種?)、八事五寸人参、北之庄菜、
猫のひたい塩谷さんの春菊。
スイートチリソースには、fm craicさんの滋賀の在来種弥平とうがらしを使いました。
むちゃくちゃ辛い!むちゃくちゃ辛いです。なので普段の5分の1くらいしか使っていない。
安土養蜂園さんのはちみつも大活躍
ありがたい。


毎年定番のベジチャーシュー。豆光さんのあげを巻き巻き。
玄米粉(シバタさんの米を自家製粉)が、まるで脂身。相変わらず間違いのない美味しさ!
デリの方でも定番の自家製熟成テンペの南蛮漬け。
小林ファームさんの大根・のびぃの金時人参たっぷり。
イメージ的には紅白なます。

のびぃと小林ファームさんの野菜たち。
菊花蕪も定番。ぱらだいすファームさんのかぶと、小林ファームさんの紅くるりで紅白に。
蕪、”かぶら”は、頭を意味する古語”かぶら”とかけて縁起がいいとされているらしい。
はい、そして、新作!!!
こちらも、中国の縁起の良い食べ物から生まれました。
レタス自体が、また何か縁起のいい言葉と発音が似ているらしく、繁栄とか幸運を意味し、
そして、レタスで包んだ食べ物は、”子宝に恵まれる”と言われているらしい

このサイトが非常に面白いよ(英語)。
本当は、あんかけ系にしようと思ってたけど、直前に調べなおしたら、
レタスの肉味噌包みを春節に食べるらしいことが判明して急遽変更。
肉味噌には、ネギ・豆腐・野菜いろいろ・友人が拾ったくるみなどなどが入っています。
(この友人が拾ったくるみがもう、抜群に美味しいので、今年は絶対に拾いに行きたいところ。)
そして、めぐみさんの野菜の中でもやっぱりほんまに美味しさを感じるレタスで、ぐるっと巻きました。
そしてそして、今回の大ヒットの新作、蘿蔔糕、つまり大根もち。

試作の時の。大根は中国では、”菜頭”といい、これが幸先が良いという意味の”彩頭”と発音が同じらしく縁起ものとされているらしい。そして、餅は、年糕(ニンゴウ)といって、こちらは、年々高く、という意味の”年年高”にかけて食べる習慣があるらしい。
今回の大根もちの参考にさせてもらったレシピはこちら。
しかし、干しエビやハムはもちろん使いません。
干し椎茸も(砂糖もね)。
そこで大活躍したのは何か。
そう、テンペ
ヒューヒュー

2種類のテンペが入ってます。
1つは干しエビ的に手を加えた熟成テンペ(どうやって再現したかは秘密)、
もう一つはハム的に作ったできたてテンペ(こちらも秘密)。
これがね〜超いい役目を果たしているのだ。
テンペが入っている、と言われてもおそらくわからないのではないかと思う。
が、この干しエビ感は、テンペの仕業。
そしてもちろん、小林ファームさんの大根・ネギがいい出汁を出していて、
米粉も素晴らしい役目を果たしてできたのが、この大根もちなのだ。
今後、マドレか、木下実験室の出店などで登場させる予定ですので、お楽しみに。
続いて、ヤーコンと菊芋のきんぴら。
具材は、ゆたかマンのヤーコンと菊芋、そして「野菜と旅する」まみちゃんの八事五寸人参、
となったので、せっかくやし愛東で統一しよう!と思い、油もごま油をやめて、菜ばかりにしました。
菊芋って洗うの、溝多いしほんまは大変やねんけど、ゆたかマンの菊芋むちゃくちゃ綺麗で、丁寧に洗ってくれてはるねんなぁ〜と感動。
野菜の味を生かしたいので、醤油は使わず。

チーム愛東の野菜たち。
(ゆたかマン・野菜と旅するまみちゃん・村上農園さん)。
しかも野菜のお届けをお願いしていた日の朝が雪だったのだな。
豆腐の燻製2種。仕込みに一番時間がかかるものの一つ。丸4日はかかります。

地味な出来上がり図。こちらは木綿。
今回は、マドレでもおなじみのあやべとうふ店さんのお豆腐2種(木綿・絹)に、
ハッピー太郎さんのお味噌を合わせた超ぜいたくな燻製に

ハッピー太郎さんのお味噌には、蒲生の池内農園さんの自然栽培のお米、
そして池内農園さん繋がりの野洲の自然栽培の大豆が使われているという うひゃー! な味噌。
去年は、木下実験室的豆腐燻製ということで、ベーコンぽい仕上がりにしてたのですが、
今年は原点回帰、手間は倍かかるけど、味噌床に漬ける式にしました。
豆腐が味噌の旨味を吸ってしかも燻製の香りも付いてこりゃもう大変なことになりました
♥

和だけど、サンドイッチに入れてもいけそうな感じです。
ようやく最後の1品です。
2種のさつまいものサラダ。
のびぃの紅はるかと、村上農園さんのオレンジ色のさつまいもの2種です。

のびぃのさつまいも。
ほんまはマーブルっぽい感じにしよかと思ってたのだけど、
全然味わいが違うので、全く味の違う2種類のサラダにしました。
日本で、サツマイモといえば、皮が赤紫というかえび茶色で、中が薄い黄色のアレですが、オーストラリアでは、サツマイモといえば、オレンジ。記憶では、Kumaraという名前。
そのオレンジのさつまいものグリルが挟まった野菜のグリルのサンドが大好きで、日本帰ってきてからも(もうすぐ丸7年!!)なんとなくずっとあの時のさつまいもを、と探していたのだ。村上さんありがとー。
これで18品全てを網羅したはず。
これも今回聞いてたthe Zombies。仕込みに何を聞いていたかをクレジットに入れたいくらいに音楽もお節の立役者的な存在。
しかーし、今回はデザートお重もあったのだ

こちら!

全部で9品。
左上から時計回りに、
・ヴィーガンココアプリン…マドレの定番。何回食べても飽きません。このとろみ。滑らかさ。米粉。
・ごまカロン…密かと途中で卵を使わないヴィーガン仕様に進化を遂げたごま香るメレンゲ菓子。卵、使ってへんのに、メレンゲ菓子なんだぜ
マドレの店頭で見かけたらラッキー?

・ほうじ茶ロール…茶楽園さんのほうじ茶が香るロールケーキ。
・ヴィーガンマフィンのモンブラン仕立て?…マドレの定番ベジマフィンの豪華バージョン。
・自家製干し柿のパウンド…Base For Restさんに頂いた柿で作った干し柿を贅沢にラム酒につけたのがたっぷり入った大人味のパウンド。
・紅ほっぺのショートケーキ…小林ファームさんの超貴重ないちご紅ほっぺを使った贅沢ショートケーキ。
・日の出のシュークリーム…フジイの妄想シュー。日の出。いちごでめでたい赤色に

・びわ湖シュー…今回のびわ湖シューはおせちスペシャルで、玄米プラリネクリームと、西の湖のヨシのクリームの2種類入りで贅沢!!カイツブリではなく、今回はびわ湖にタコが上がっています(タコもフジイ作)

夢みたいなスイーツセットが出来上がりました
これもまた何かの機会にできるといいなぁ〜〜

これもまた何かの機会にできるといいなぁ〜〜

長々とお読みいただき、ありがとうございました。
最後に、今回お世話になった作り手さん・農家さんたちの紹介で締めくくりたいと思います。
みなさんがいなければ、今回のおせちはできませんでした。本当に。
どの料理をとっても何人もの人の顔が浮かぶなんて、こんな幸せで贅沢なことはないと思います。
本当にありがとうございました。

・小林ファームさん(近江八幡・大中) :大根・白菜(オレンジクイーン)・レタス(美味タス)・ネギ・紅くるり
・のびのび農園さん(近江八幡・大中):さつまいも(紅はるか)・金時人参・人参
・NPO法人百菜劇場さん(近江八幡・北之庄):米・蓮根
・猫のひたい塩谷さん(安土):春菊
・村上農園さん(東近江・愛東):蕪・さつまいも
・野菜と旅するさん(東近江・愛東):万福寺大長人参・八事五寸人参・里芋(うーはん)・種菜
・ゆたかマン(東近江・愛東):ヤーコン・菊芋・ごぼう
・シバタプラセールファームさん(長浜・湖北):米(米粉に使用)・醤油
・fm craicさん(湖南):弥平とうがらし
・ハッピー太郎さん(彦根): 味噌
・NPO愛のまちエコ倶楽部さん(東近江・愛東):菜ばかり(圧搾絞り菜種油)
・あやべとうふ店さん(長浜・浅井):豆腐(木綿・絹)・揚げ・豆乳
・片山農園さん(東近江・能登川):みずくぐり(テンペ・もやしに使用)
・豆光さん:豆腐・おから
・Eecoベジタブル たぬき畑さん(安土):黒豆
・安土養蜂園さん(安土):はちみつ
・藤居本家さん(愛荘町・愛知川): 純米酒(旭日)
2017年01月06日
VEGANおせち2017の記録<前編>。
あけましておめでとうございます。









そして毎年毎年、黒豆名人のばーちゃん(キヨミとフジイの母)が土井勝さんのレシピで炊いていたという事実を噛み締める。
2017年もよろしくお願いします。
先に言っておきます。この記事、むちゃくちゃ長いです。
むちゃくちゃ、長いです。長いので2部構成に編集し直しました。
今回で5回目となるおせち。無事、旅立って行きました。
もうびっくりするくらいに安定性のないおせち5回。我ながら呆れます。
でも、どの回もその時その時の集大成で思い出深く、定点観測のような感じです。

去年のおせちの反省記録によると、”最後に風呂敷などで渡せると良かった”とあったので、
今回は、idea noteさんに相談に行き、滋賀織物を使わせていただきました。
原料の糸は県内産ではないけど、織られたのは滋賀。
友人からの依頼で生まれて初めてのおせち作りで調べまくって、
1件分を作っているはずなのに、10件分くらいあるんじゃないか、というくらいの量と品数を作り、
盛り付けのヘルプに来たエイコちゃんが思わず笑った2013年(この年はツイッターで実況中継していた)、
初めて正式に注文を受け付けることにして価格設定を3万円・1万5千円としてみたはいいが、
3万円のプレッシャーに死にそうになりながらも、
滋賀の農家さんたち・作り手さんの野菜などを集めて改めて滋賀すげぇと幸せをかみしめた2014年、
前年のプレッシャーから大々的に受け付けるのをやめ、作るのすらやめようかと思っていたものの、
とても楽しみにしてくれていた方から問い合わせがあり、こっそりひっそり、
音楽かけながらノリッノリで作った2015年、
店舗のデリでどんどん新しいおかずが生み出されそれが楽しくて仕方なく、
おせちの傍にあるオマケ的なイメージで”オードブル”として作った2016年、
そして、今年。
もうすでに長いですね。ここからまだまだ長いです。この記事。
今回のおせち作りで一番聴いてたTalking Heads。
今回は、内容は全然違うのだけれど、5年前、友人からの依頼で生まれて初めて作った時の感覚にとても似ている気がする。
正直に白状すると、去年はものすごく計画バッチリ立てて計画通りに余裕な感じで作れたのだけど、
新作を一個も生み出さなかったので、個人的にはちょっと物足りない感じで、それが一番の反省だったのである。
そう今回は、原点回帰で、”おせち”というコンセプトで
世界の縁起のいい食べ物を調べまくったので、オリジナル新作が結構入っている。
(5年前、謎のベジかまぼこを作ったみたいな感じで)
ということで、VEGANおせち2016はこんな感じになりました。

全部で18品。盛り付けはエイコちゃん。
お品書き 二〇一七年 新春
一.自家製テンペの押し寿司
二.豆腐燻製二種
三.黒豆
四.ベジチャーシュー
五.皮から手づくりの生春巻き〜自家製スイートチリソース〜
六.自家製熟成テンペの南蛮漬け
七.二種類のさつまいものサラダ
八.四喜丸子 new!
九.ねごんぼ
十.たたきごぼう 〜自家栽培金ごまの香り〜
十一.菊芋とヤーコンの金平 new!
十二.蓮根とアマランサスのサラダnew!
十三.白菜の浅漬け new!
十四.野菜肉味噌のレタス包み new!
十五.菊花蕪
十六.二種の人参の精進海老フライ 〜紅くるり・北之庄菜の紅白タルタルソースで
十七.みずくぐりのもやしと葱の炒め new!
十八.蘿蔔糕(大根餅) new!
では1段ずつの解説。
まずは一の重。

左上から、ねごんぼ・自家製テンペの押し寿司・白菜の浅漬け・精進エビフライ(1)・四喜丸子・精進エビフライ(2)・たたきごぼう・もやしとネギの炒め・黒豆
ねごんぼは、滋賀の郷土料理。根菜の煮しめです。
ごぼうがとにかく必須アイテムで、ごぼうを探していたのだけど、ゆたかマンが作っていてくれた。ありがたや〜。
高木家では大晦日と節分に食べます。キヨミ作。
自家製テンペの玄米押し寿司はもはや定番。片山農園さんのみずくぐり、百菜劇場さんのお米。
1番テンペをタレにつけてから、米粉(シバタプラセールファームさんのお米を自家製粉)をまぶして揚げ焼にするのだけど、
漬けダレも贅沢です。
藤居本家さんの旭日に、シバタプラセールファームさんの醤油、三河みりんのプレミアムのがベースなのさ!
白菜の浅漬けは、小林ファームさんのオレンジクイーンという白菜を使っています。
はい、1つ目の新作、縁起アイテム”白菜”。
中国では、白菜は、”百財”と発音が似ていることからとても縁起が良い野菜と認識されているらしく、
今回は必ず白菜は使おうと決めいました。
塩漬けにした段階であまりにも美味しかったので、困ったのだけど、
できるだけ白菜の味を残したくシンプルにほんの少しの酢(富士酢)と昆布とゆずで。
二種の人参の精進海老フライ 〜紅くるり・北之庄菜の紅白タルタルソースで〜。
精進エビフライとしては2014年以来の2度目の登場。
今回マドレで初めて野菜を使わせてもらった愛東に移住1年目の「野菜と旅する」さんの在来種の人参が、
とても面白く。せっかくなので両方主役にしたくて2種類になってしまいました

「八事五寸人参」と、「万福寺大長人参」の2種。もう名前からして面白いよね!
しかも、この万福寺大長が、小さめで、野菜と旅するのまみちゃん自身にとったら心苦しいところだったみたいだけど、
精進エビフライにはもう、ジャストサイズだったので、この子達を見た瞬間、うぉ〜となりました。

「野菜と旅する」まみちゃんの野菜たち。すべて在来種!面白い。
上から、種菜(生春巻きに登場)・うーはん・右が八事五寸人参・左が万福寺大長人参。

そして、おせち作っている途中で、友人が届けてくれた近江八幡の在来野菜・北之庄菜も急遽仲間入り。
タルタルと、生春巻きの具のメインに。ありがとー!
そして、今回の2つ目の新作が、”四喜丸子”。
これがね〜〜〜超超超超つくりたかったのだ!!!
こちらも中国の縁起の良い食べ物からヒントを得て作ったもの。
本来はでっかい肉団子4つ。
で、1個だけやと”獅子頭”という名前で(獅子の頭がめでたいのはなんかわかるよね)、
肉団子の下に白菜などの葉野菜を敷いた、あんかけもしくはスープ。
肉団子が、獅子の顔で、白菜がたてがみを表すらしい。
で、四喜丸子は北京バージョンみたいな感じやった気がする。
と、そこから勝手に作ったのが、蓮根の肉団子+レタス+甘酢あん。
どうしても、どうしても、これを作りたくて、これにはどうしても蓮根が必須で、
でも、百菜劇場さんに問い合わせると年内は掘るつもりはないという回答だったので、
自分で掘りに行ってきました。執念。



多分2〜3時間くらい一心不乱。全身泥だらけ。
掘りに行ったとその日なんて、もうヘットヘトやし次の日もその次の日も筋肉痛やし、
でも、こういう時に改めて、農家さんたちすげーな、となるのだ。
そこに小林ファームさんのネギと、豆光さんの豆腐などを合わせて、
もちろん米粉をまぶして、etcetc。
これは、おせちの定番にしたい一品に仕上がりました。(が、次回はサイズを考えないと入らない。)
続いてたたきごぼう。こちらもキヨミ作。
ゆたかマンのごぼうに、アユミの金ごまを贅沢にた〜〜〜〜っぷり使いました。
そして、出ました、新作3つ目。
もやしとネギの炒め。
もう、なんやねんどこが新作やねん、むっちゃ普通やないか、という声が聞こえてきそうです。
これがね〜〜〜〜
うふふ

今回縁起の良い食べ物を調べまくって非常に興味深かった食材のひとつが”もやし”。
もやしの形が、王権の象徴である”如意”という杖みたいな権力を表す道具に形が似ているらしいことから、
中国では縁起のいい食べ物として、春節に食べられているというのであーる

もう、この時点でおもろい。
そんなもやしに、これまた面白い中国で縁起がいいとされるネギと合わせることに。
ネギは、”葱cong”の発音が、”聪(聡)cong”と同じであることから、聡明さの象徴として縁起がいいとされているらしいのだ。
本当はさらに、ニラ(”韭jiu”の発音が、縁起のいい数字とされる”九jiu”と同じだから縁起がいいらしい。だから実はおせちも今回は九の倍数になっている。笑)も入れたかったけど、旬じゃない、残念!
そう、しかしね、もやしってね〜周りの農家さんは作っていない。
だから、じゃぁ自分で育てちゃえ!てことで、片山農園さんの滋賀在来大豆みずくぐりでもやしを作りました。

21日に浸水するところから始めたので、実は一番日数がかかっているのは、
この極めてシンプルなもやしとネギの炒めだったりするのだ。
毎日2〜3回、世話。発芽しなかったのも半分くらいあったんだけど、感動だね。
おもろかった。ていうか、中国、おもろい。
そして毎年恒例黒豆。
たぬき畑さんのEM栽培の黒豆を、土井善晴さんのレシピをもとに(白砂糖を使わないので、オーガニック粗糖で)、
例によって、サビ釘を入れるのにビビりながら、炊きあげました。
土井善晴さんとほぼ日の糸井重里さんの対談記事が、ものすごい沁みる。
はい、ようやく一の重が終わりました。
後編に続く。
Talking Headsと並んで今回むっちゃ聞いていたSonic Youth。音楽ガンガン聴き放題で仕込めることの幸せさ。
2016年12月21日
23日(金・祝)は祝日だけど店舗空いてます♡クリスマスオードブル〜♫あんどお節〜♫
おせちに向けて、縁起の良い食べ物を色々調べまくっていたら、





やはり中国の旧正月(春節)関連の情報が圧倒的に多くて、非常に興味深い。
その中でも非常に興味深いのが、もやし。
もやしは、古代中国における権威の象徴であった”如意”という杖のような道具に
形が似ているらしく、そこから縁起が良い野菜と言われているらしい。
きっと孫悟空の如意棒の如意?
ということで、生まれてはじめて、もやしを作ってみます(今ちょっと実験中)。
滋賀の在来大豆のみずくぐりで!
今回のおせちは新作がいくつか登場。
マドレのおせち、まだ予約受付中ですよ♡
(メールアドレスが9月より変更になっていますので、ご注意ください。
3日経っても返信がない場合は、お手数ですがお電話いただけると幸いです。)
詳しくはこちら。
登場予定の農家さん・作り手さんはこちら。


村上農園さん。愛東になってちょっと遠くなったけれど、心強い存在です、本当に。11月に畑にお邪魔した時は玉ねぎを植えてはりました。1万本。すごいなぁ。私の好きな野菜の一つ、ビーツも育ててはるのでむっちゃ嬉しい。
小林ファームさんの畑、キャベツ畑は一緒に生えているハコベまでプリプリで抜群に美味しいです。
週に1度(行けへんこともあるけど)のお手伝い&修行も3回目の冬を迎えました。
毎年、天気とかに寄って野菜たちの育ち方とか虫の具合とか、全部いろいろ変わるし、
ものすごく影響を受けることを、身にしみて感じる。
とにかく、農家さん、すげーとなる。農家さん同士の会話はいつ聴いていても非常に興味深い。


小林ファームさんのお隣、のびぃの畑。なんか野菜が子どもで、のびぃが保育士さんに見える、いつも。
農家さんたちは、みんな、何よりも野菜優先、なところが、本当に尊敬してやまない。
野菜に(天気に)合わせて、自分の動きが決まるのだよ。
そして今回のおせちは初登場の作り手さんにも登場していただくので、ドキドキのわくわくなのだ。
さて!
今週金曜日23日は、祝日ですが、な、な、なんと!
マドレオープンしちゃいます♡
クリスマスが近づいてきているので、店舗もちょっぴりクリスマス仕様。
ちなみに、24日(土)はまたまた超数量限定で、今度はクリスマスオードブル2名分(2000円+税)も登場。
シェパードパイを始め、パーティーっぽいおかずが色々のります♫
11時半以降の販売となります。気になる方はお早めにorお取り置きもできますので、
電話か、メールinfoあっとshop-madre.comまでお気軽にどうぞ


真ん中のが、シェパードパイ。マッシュポテトの下には、
ご飯で作ったミートソース的なものが。
自家製のドライフルーツを洋酒に漬け込んだ、大人なスティックパウンドも数量限定で登場〜

BASE FOR RESTのおやつとマドレのおやつが入ったCHRISTMAS STOCKINGもあと少しありますので、
プレゼントにも是非!

ということで、今年も残りあとわずか。
寒いですが、皆さん風邪に負けず、健やかなる日々を

*おまけ*
渋目のクリスマスソングには、グレゴリオ聖歌を。