高知、私たぶん、いつか必ずどこかのタイミングで住む気がする。
というか、住むよ。一度住んでみたい。
WWOOFとかHelpxとか、もしくは誰かを頼って、1~2ヶ月ほどとりあえず住んでみたい。
なんでそう思うに至ったか、の記録?
徳島~高知の汽車の旅。
これがね~~~よかったんだわ~。
5時間弱くらいかかったんかな。ひたすら鈍行。ワンマン。単線。
あれやで、整理券とるやつやで。
基本的に窓から見える景色はこんな感じ。どんだけトンネル通るねん!て言うくらい、トンネル通るよ。
途中の駅。最高ー!!!
割と、草ボーボーの川が多いなぁ~高知も、洪水対策で川幅拡げられたりとかしたんかなぁ~
と外を眺めていたら、途中で、隣に座った女性に話しかけられ、
川の事、マツタケのこと、タケノコの事、滋賀の事、高知の事などなどいろいろおしゃべり。
安土山も、昔はマツタケ山って呼ばれてたくらいに、マツタケだらけだったのだけど、
生活スタイルが変わって、たとえば昔は松の葉っぱとかを火灯すのにかな?とかに使ってたから、
それを集めたりすると、自然と山がちょうどいいくらいに掃除されて、松茸ができやすかったけど、
山の物をつかわなくなったから、松茸ができにくい環境になったりとかね。
それはたぶんどこでも一緒っぽい。
とか、そういう話をしました。
単線なので、電車がすれ違うために、しょっちゅう止ったりするのも、やっぱりいい。
急いだってしゃーないな、てなる感じの、のんびり楽しい電車旅でした。
そして、高知ももちろんゲストハウス泊まり
もうね~あそびごころ満載でね~。そこらじゅうに仕掛けがあるのだ~。
友人たちと一緒にリノベーションしたらしい。
女将も元高知の情報誌の編集者?で、かなりの情報通で、
しかもバックパッカーの旅もしてはったっぽくて、むっちゃおもしろい。
そして、現在海上保安庁に勤めている元ホームレス⇒大学生⇒司法解剖してたっていうなかなかおもしろい経歴を持った男子にも遭遇。濃い!
高知一日目の晩御飯は、女将に教えてもらった林のヤモリさん。
生姜料理専門店。
赤ワインのジンジャーエル割で、しかもおろしショウガ入り!
(ちなみに、日本酒のジンジャー割と、なんやったっけなウォッカのジンジャー割?もあった。)
生姜をつかった前菜3種がどれもおいしかったー。地元の野菜を積極的につかってはるっぽい。
最後にデザート食べたいけどメニューに載ってへんし、どこか食べに行くかな~
とかって結構うんうん悩んでたら、デザートがサービスで出てきてびびった。しかもおいしい。
心読まれてた?的な。とにかく生姜づくしで、メニューもおもしろい。
高知2日目は毎週土曜日に開催されているオーガニックマーケットへ。
こじんまりしているけど、確実に濃い人がいる感じ。
その中で、マーケットでまさかの焼きたてパンを出しているお店が!
ドラム缶と金ダライをつかった自作のオーブン。すごい。
せんべい缶オーブンのでっかい版って感じかなぁ?
他にも、自然栽培のみかんとか、
織物をしてはる方とか(やっぱり人生のどこかのタイミングで織はしたい)、
おもしろい人たちいっぱい。
しかも、移住して来てる人もいっぱい!
なんか、本当の意味での”自由”を生きている人がたくさんいる気がした。
しかも、偶然、私がテンペをつくっているっていう話をしてたら、
奥さんがテンペをつくっている、という人に出会って、しかも、しかも、しかも!
その奥さんが、彦根出身で、しかも、東高のボート部っていう!(私も東高ボート部)
すごすぎないか、これはまじで!となった。
これがね、もうね、私は今回四国に旅にきたのは、このためやったんじゃないか、
と思うくらいに、やられた。
ということで旅のピーク②.
植物園なのやけど、展示見ながら、ひとりで号泣してしまう程。
植物の名前、知りたいけど、多すぎて全部読めません、の図。
号泣ポイント① 来年1月まで開催の企画展、「恐竜時代の植物たち ドクター・マキノと行く太古の森の植物採集!」
もうね、正直展示の内容は頭に入って来ないくらいに、
展示そのものに心打たれてしまったよ。
遊び心満載で、子どもたちに植物の楽しさを伝えたい気持ちにあふれていて、
しかもつくっている人たちも絶対にそれを楽しんでいるのが伝わってくるような、展示。
植物すごいよなー。
絵うますぎるし、細かいし、楽しいし、遊び心満載。
ダーウィンと、ドクターマキノ。
ロマンあふれる、想像力をかきたてられる、それぞれが。目がキラキラする感じだよな。
なが~い絵巻物みたいな和紙にひたすら描かれているのだけど、もうね~
これ作った人に会いたい!次やらはる展示も見たい!
”追っかけ”てこういうこと言うんやな、きっと。
号泣ポイント② 牧野富太郎。
これは、もう語り切れませんので割愛。
とにかく植物愛に溢れていて、植物に生涯をささげたような人で、
植物学を通じて自分の哲学を持っているような、なんだかロックな匂いがする人です(絶対にモテた)。
それが展示の端々に表れていて、展示見ながらひたすら泣いていた。
同じ時代に生きていたら確実に惚れている。
というかむしろ、私はきっと同じ時代を生きていて、たぶん惚れていたのではないか(でも本妻にはなれず)と思ったくらい。
それくらいやられました。牧野富太郎氏に。このために、私は四国に来たんだぜ絶対。
かなりリアルな再現。
この木に咲いた花があまりにきれいだったため、お釈迦様は生まれたんだってさ。(ざっくり)
高知行ったら、絶対に行って!高知駅からもバスで20分くらいだし。
ほんま、ここ通うために近くに住みたいくらいです。
本当は、高知にもう1泊するか、もしくは香川に泊まって帰るかとかも考えてたんやけど、
牧野植物園来て、いい意味でいろんなことがどうでもよくなった。
ということで最終日。
日曜市です。な、な、なんと、300年以上も続いている市。
このさ、テントの骨組みさ、竹なんだよね~。
ここで干しタケノコ買ったんやけど、たぬきの油買うかむちゃくちゃ悩んだ。
貴重品なんやって。生きる力に溢れている。
何店舗あったんか分からんけど、通り一帯が通行止めになるのだ。
わりとゆったりとスペースもとってるし、ひとすじだけずら~っとあるから、分かりやすいのよね。
飲食業の人たちもここで仕入したりするくらいに、生活になじんでいるらしい。
そりゃ300年の歴史だもんなぁ~。かなわないよなぁ~。
つくっている人は、つくったものをお客さんに直接売るのが当たり前で、
買う人は、つくった人から直接買うのが当たり前で、
それがずーーーーっと続いてるっていうのは最強だよな、と思う。
火曜以外はどこかしらで市をやっているらしいしね、いいなぁ。
(滋賀も”八日市”とか見ると、歴史的には定期市は開催されていたけど、信長がね、”楽市”を始めたらしいよ。うむ。)
そして、日曜市の後は歩いてお店めぐり。
置かれている物がすばらしいのはもちろんなんやけど、
店員さんが、この地を純粋に好きで、大袈裟な言い方かもしれないけど、誇りに思っている、
というのがすごく伝わってきて、とてもとてもうれしい気持ちになりました。
近くにあったら通う!ぜったいに!
もうね~ここもね~通う店だよ間違いなく。
周りは住宅街みたいなところに急に現れるんだけど、たまらんね~何かと。
私が食べたのは、きな粉ナッツやったかな。 むーーーーーーーーーーーーっちゃ美味しかったー♡
おにいさんたちはすてきやし、置いてる本も、建物も、かき氷も、何かとツボな空間でした。
そして、そんなすてきなおにいさんたちにサンドイッチが食べられるところを聞いてみて立ち寄った
プウセっていうパン屋さんも、これまたね~おもしろい素材の使い方をしているパン屋さんで、
しかも、おいしかった!
そして!今回の旅の締めくくりとなったのが、cafe creoleさん。
Gallery M2さんも、Terzo Tempoさんにも勧められたので、行ってみる事に。
ここもね~~~~、通いたい~~~~!!!
いい感じのジャズのレコードがかかってて、ほぼカウンターのみで、
常連さんが通ってる感じで、世代はばらばら。
マスター?が世界いろんなところにいてはったらしく、そんなマスターが落ち着いたのが高知らしい。
ほんまはむっちゃ長居したかったけど、バスの時間があったからあんまりいれなくて、残念。
でも、ほんとうに、いいとこやった。
なんか、不思議な居心地の良さがあって、これはなんと表現していいのか分からない。
ここ通って、ジャズ聞いて昼間からお酒飲みながら、ゆったりしたーい。
そんな盛り沢山な高知旅でした。
高知行きたくなったやろ~♪
*旅のまとめ*
今回はなんだか、”好き”と”自由”をいっぱい感じた旅になった気がします。
そして、たくさん求めて、たくさん諦めること。
”好き”はやっぱり連鎖して、どんどんどんどんおもしろいようにつながっていくので、
”好き”は出し惜しみしてたらもったいない。
好きな事してたら、好きな人やものやコトが集まってくるんだった、てことを忘れてたな、て思った。
*おまけ*
高知で最後に立ち寄ったcafe creoleさんでかかっていたのがかっこよくて。
Buddy De Franco。
クラリネットらしい。えぇわぁ~。
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